斎藤さんの投資ブログ

斎藤さん(20代)の株式投資ブログ

【投資方針】~株式投資家は映画「トランスポーター」シリーズを見るべき

「トランスポーター」は痛快アクションエンタテインメント

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~市場が急落した際に投資家がとるべき行動は?~

 10月の世界的な株価急落を受けて、世界中の投資家やアナリスト、ストラテジストがその原因解明や先行きの分析に全力を注いでいます。また、既に方針を決めて投資アクションを起こした投資家は、固唾を飲んでマーケットの行方を見守っていることでしょう。しかし、金融市場は複雑で見通しを立てることすら難しいということを理解していれば、急落の原因解明や市場分析が、「意味のない行動」だとわかります。

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~そもそも株式市場は急落するものである~

 近年は株式市場が堅調だったために忘れている人が多いですが、そもそも、株式市場は意味もなく急落するものです。例えばS&P500指数は平均的に年率7%程度の高いリターンが見込めますが、その分短期的に価値が変動する可能性が他の資産(米長期債券等)より高いのです。これはリスクプレミアムと呼ばれている株式のリターンの源泉で、株式への投資はこの短期的な価値変動を受け入れることに他なりません。株式投資は長期的に優れたリターンを求めることができる反面、投資家は短期的にはそれに見合うリスクを引き受けなければならないのです。

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~「外」ではなく「内」に目を向けよ~

 株価が予想外の下落に見舞われた際に投資家が考えなくてはならないことは「ルールに従って投資しているか?」ということです。上昇相場しか経験していない投資家は、今回のような急落局面で慌てて株を手放したり、予備資金をを突っ込み買いに回したりと、普段考えられないようなアクションを起こします。しかし、統計的にはそのようなタイミングを見計らった投資はリターンを悪化させるだけであり、粛々とルール通りに積立投資をすることが正解となります。投資家は「外(マーケット)」より「内(自分の行動)」に目を向けるべきです。

 

~投資家は「トランスポーター」を見よう~

 映画「トランスポーター」をご存じでしょうか。元陸軍エリートのフランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)が、その運転技術と腕っぷしで悪者をバッタバッタと蹴散らす痛快アクションムービーです。主人公は、自分で定めた「ルール」通りに行動していますが、映画では「ルール」を破ってしまったことで苦労する羽目になります。この映画を見れば、立場は違えど投資家も「ルール」を守ることの大切さがよくわかるはずです。まだ見たことがない方は、この機会にぜひ見ておくことをお勧めします。フランク・マーティンを見習い、「ルール」を守ることが投資を成功させる唯一確かな方法です。

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