斎藤さんの投資ブログ

斎藤さん(20代)の株式投資ブログ

上昇を続ける日本株の異様な光景

日本株は続伸&続伸

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

連休明け25日のマーケットで日本株は続伸し、日経平均は前営業日比70円高の23940円、東証株価指数TOPIXは18ポイント高の1822ポイントで取引を終えました。

 

前日の米国株が下げた影響で寄り前は調整を指摘する意見が多かった日本株ですが、寄り付き直後こそ下げで始まったものの、すぐにプラ転。そのまま大した動きもなく小幅高で引けた形です。

 

業種別騰落を見ると、下落は石油石炭、海運、機械、証券などで、上昇は金属、化学、空運などが入っていました。これは先週末までの騰落とは逆の業種騰落となっているため、短期的な物色のリバーサル(逆転)が起きていたことがわかります。前日の米国株は貿易摩擦を嫌気して下がったとのことでしたが、日本株は株式そのものから資金流出することなく、物色の循環に留まったもようです。

 

上昇持続の背景

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日本株が持続的に上昇している理由は、株価の上昇が買い戻しを誘う需給構造にあるでしょう。年前半の日本株は外国人が猛烈に売り越した影響で調整が長引きました。しかし日本銀行の買い支えがあるなか、米国株が年初来高値を突破する動きを見せており、さらに壁となってきた23000円台を明確に上回ったことで、さすがの外国人も買い戻さざるを得なくなったようです。

 

買い戻しに対して売り手は高値掴みの個人程度しかいないため、需給的には薄商いのなか上昇することになります。それだけに外国人もショーとポジションの解消が思うように進まず、結果として上昇がジリジリと継続していると考えられます。

 

普通の相場であれば、株価の上昇による利益確定売り、戻りのやれやれ売りが相場の上値を押さえることが多いのですが、これまで上手に日本株を買い集めてきた日銀は売りを出さないため、その分潜在的売り圧力が小さくなり、株が上がっていきます。

 

いつ止まるのか、日本株

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これまでの文脈からいえば、日本株の上昇が止まるのは外国人投資家の買い戻しが止まるときです。しかし、株価の水準が上がるのに比例して買い戻さざるを得ない投資家が増えるため、株価上昇基調が続く間は買い戻しが続きやすくなると言えます。

 

これは典型的なバブルといえますが、元々日本株をショートしていた向きの買い戻しのため、弾けた後に戻らなくなる類いのバブルとは異なります。買い方の投資家は、安心して株を持っていられる幸せな時間をもうしばらく満喫することができるでしょう。

 

今年は年初から売り越し額が巨額になっていたこともあり、9月相場でその全て、いや先物だけでも買い戻せているとは思えません。よって今後もジワジワとした上昇基調を日本株のベースシナリオと見ておくのが良さそうです。

 

日本株が上昇をやめるのは、株価が年初来高値を更新後も上昇を続け、26000円台をつけるようになってからでしょう。その頃には需給構造が逆転し、外国人が利益確定を出しやすくなる一方で個人がその受け皿になる相場になると思われます。

 

メディアではいまだ悲観的な見方も散見できますが、本当に懐疑的に見るタイミングはメディアが楽観論に傾いたときです。年末が近づくにつれて来年の相場展開を予想し始め、日経平均30000円の意見が出始めたら相場の終わりは近いと考えて動いた方が無難です。

 

 

 

乗り遅れた投資家が買えますように、、、、、、、、、