斎藤さんの投資ブログ

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【小話】~日本でも砂糖税やれば ?

~マレーシアで砂糖税が導入~

 マレーシアマハティール政権は2日、2019年以降、砂糖入りの飲料を対象とする「砂糖税」を導入する方針を明らかにしました。背景には、前政権で膨らんだ債務の削減や社会問題となっている肥満への対応があります。

 

 マレーシアはアジアの中でも肥満率が高い国の一つであり、成人のほぼ半数が過体重か肥満となっています。どうやらマレーシアでは飲み物に多量の砂糖を入れることが多く、甘い紅茶の「テ・タレ」などが人気であることからも、肥満が多くなるのは納得できると思います。

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 砂糖税のように、「悪い」とみなしたものに直接課税する方法は、私は結構好きです。一見単純な方法ですが、たばこやアルコールへの課税と似たようなものでしょう。国からしてみれば、税収が増えることに加えて医療費の節減につながるため一石二鳥です。ちなみに砂糖税はイギリスなど一部の先進国でも導入されています。

 

~日本でもやれば?~

 日本も、医療費の増加ペースがヤバめな国として、この政策を導入する余地がありそうです。高齢者の増加とともに日本の医療費は巨額に膨れ上がっており、税収の増加とともに医療費削減が急務です。といっても、高齢者を減らすことはできないので、せめて国民が健康になり、医療費が増えないような政策をとるのは正しい政策だと思います。

 

 以前、何かの記事で某麻生大臣が「『不摂生な人間の医療費を払うために健康な私の金が使われるのは我慢ならん(怒)』という意見には説得力がある」というのを見ましたが、若年層を中心に麻生氏と同じように感じている人は多いことでしょう。実際、このような議論は砂糖税にも当てはまります。甘いものばかり食べて不摂生な生活をしている人間のために、健康に気を付けて生きている人が金を使うことは不公平です。健康のためにお金と時間を使っていたのならなおさらです。ぜひ、日本でも社会保障の公平性と、財政状態の改善を両立した税制を導入してほしいものです。

 

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